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同じ日本国内であっても風土も異なれば気候も違う。
やはり地元のものが一番肌に合う、それはごく自然なことです。
自然と共存してきた私たちだからこそ身近にある森木が住宅には適しているのです。 |
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木には欠点もあります。しかし、その多くの欠点は、木を理解していないことによるものなのです。例えば、木は火に弱いと言われます。木は含んでいる水分が蒸発し、摂氏260℃で分解ガスが発生し火がつきます。そして、450℃あたりから自然発火を始め、約500℃で灰になってしまいます。
しかし、木材はその内部に空気をいっぱい含んでいるため、熱を内部に伝えにくく、しかも酸素が供給される表面からゆっくり燃えていきます。したがって、表面が燃えても内部まではなかなか燃えませんし、強度も急に落ちることはありません。さらには、表面が炭化することで、防火能力を発揮する優れた素材なのです。
鉄やアルミなどの金属は熱伝導率が高く、高温では曲がり折れ、コンクリートは崩れ落ちます。それに比べると、有毒ガスの発生もない木は、燃えてもなお灰になって自然に還る素材なのです。このように、木の優れた性質を理解することが、木の家をつくるための第一歩だと言えるのです。 |
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熱を伝えにくいということは、一度蓄えた熱を放出しにくいということでもあります。木の床が人間の足の裏でほのかに温かみを感じるのはこのためです。特に、無垢の木の床は、その含んだ水分と調湿効果により、ホコリがあまり舞い上がらないという利点も持っています。
調湿効果とは、木が持つ水分を大気中に放出したり吸収したりすることです。風通しや窓の開閉などを工夫すれば、家全体がまるで呼吸をしているような、そんな清々しい気分にさせてくれます。
さらには、同じ重さの木と、鉄やコンクリートなどを比較しても、その強度は強いことがわかっています。同じ強度をより軽い重量で実現できるのであれば、建物全体の重量も軽くすみ、耐震力や基礎工事を大げさにしなくてもよいのです。木は、その性質を知り、親しむほどに、優れた環境素材であることを私たちに気づかせてくれています。 |
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強度もさることながら、木の耐久性についても、その性質を理解し、適切に建てられ管理された木の家であれば、鉄やコンクリートの比ではありません。東大寺や法隆寺などの古刹が今もってなお往時の姿を残しているのは、このためでもあるのです。しかも、触って温もりを感じ、独特の柔らかな肌触り、木目の美しさ、独特の光沢は、住む人の心に安らぎと温かさを与えてくれます。
また、機械的に作られた均質なものからは生まれない"ゆらぎ"、その中でも、人間のにとって最も心地よく活力を生むのが1/fゆらぎと呼ばれるもので、これは自然界の音、光、風、川の流れなど、身のまわりにも多く見られます。木材のゆらぎは年輪にあります。等間隔に見えても、機械とは違ってズレがあり、それが1/fゆらぎになっています。自然の中で育まれ、恵みを受けてきた木は、もともと人間が自然の中の生き物だということを教えてくれ、金属や化学素材にはない素晴らしい特徴を持っているのです。 |
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木は太陽エネルギーによる光合成により、二酸化炭素を吸収し炭素化合物として体内に蓄積、代わりに多くの生物にとって必須の酸素を大気中に放出してくれています。伐採された木は二酸化炭素を吸収することはありませんが、炭素化合物を蓄える作用は、住宅となっても木が朽ちるまで続くのです。これだけでも、二酸化炭素による地球温暖化を防ぐ役割の一部を担ってくれていることが理解できると思います。
家を作るために森林を伐採することが、森林破壊であるかのような表現をされますが、それはまったく違います。伐採した後に、適切に植林することで、その住宅が老朽化する頃には次の世代の樹木が育っていきます。長い目で見れば、木の家をつくるということは、森林の保護、地球環境の保護につながっていくと考えられるです。
森林は、その根が生えている大地に水を蓄えます。その水が少しずつ流れ出し、やがて沢を作り川となって、流域を潤しながら海へと注ぎ込むのです。昔から「治山は治水」と言われるように、川の氾濫や、今や現代病となったスギ花粉症も、山=森林が適切に育成されていないためだと考えられています。木造住宅を建てる裏側に、こうした環境への配慮を持つことは、地球環境だけでなく、自分たちが住む地域の環境を直接的に守ることにもつながるのです。
HOLZ三河は、合法木材供給認定を受けた事業者ですので、安心して地域材をご利用いただけます。
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