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平成15年度(h15.4〜h16.3)を振り返って

12月にフセイン大統領が拘束された後もテロ事件があり、スペインの鉄道爆破に絡んで日本もテロの標的になっているとの情報に不安が広がっています。アメリカの狂牛病の余波で牛丼チェーンから牛丼が消えたり、鳥インフルエンザの流行があったり、食の安全に絡んだニュースか多いのも最近の特徴でしょう。
さて木材業界では、住宅ローン減税の税制変更の影響で年末入居を目指した駆け込み建築があり、昨年秋までは木材の需要も伸びていたが、年末からその反動で需要が激減し原木価格への影響も出ています。株価にも現れているように日本経済は回復しつつあると言われますが、木材業界は回復の波に乗り切れていないようです。
原木価格の動きは左のグラフのように、年度始めは比較的安定していましたが7月からヒノキが無い高で上昇し始めスギも徐々にですが上がりました。その後ヒノキは10月を境に下落傾向に入り、1.2月に大きく値を下げましたが、スギは万博需要の影響もあり下げ幅も比較的小幅で推移しています。(藤田茂樹)

期末謝恩市も終わり、平成15年度も終わりに近づきました。
この一年は、国際的には昨年3月末に始まったイラク戦争(侵攻?)が、5月1日にアメリカが先頭の終結宣言を出したものの、散発的な抵抗が続き、戦争の発端であった大量破壊兵器は見つからず、ブッシュ政権のアメリカとそれを支持した国々は苦しい立場にたたされています。
国内に目を向けると、4月にイラク戦争やSARSの影響などもあり、株価は7,600円台とバブル経済崩壊後の最安値を更新しましたが、その後イラク戦争の意外な早期終結などもあり6月には9000円台、8月には10,000円台に乗せています。今日(3月26日)午前の株価は11,723円で昨年4月から50%以上上げたことになります。4月といえば松井さんの誘拐殺人事件もまだ記憶に新しいところです。
9月に自民党総裁選挙があり小泉総理大臣が60%を超える得票で再選され第2次小泉内閣が発足しましたが、注目は閣僚よりも安部幹事長の起用に集中。その後11月に衆議院戦況が行われ「マニュフェスト」が注目されたが、民主党の躍進を安部幹事長効果で食い止めた側面も無視できないところでした。そういえば10月には石原国土交通大臣と道路公団の藤井総裁とのバトルもありました。

最近のニュースから

@グリーン購入法で定める特定調達品目として、製材や集成材などを追加する内容を盛り込んだ「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」の変更案が、16日に閣議決定された。パブリックコメントには、森林認証の導入を求める意見が出されたが、「現段階では困難」として見送られた。

A豊田市などが実施している「矢作川水源の森間伐材デザインコンテスト」の第2次「製品化コンテスト」がスタートした。第1次の「アイデアコンテスト」には310件の応募があり、選考の結果43点が入賞。第2次では、この中から20点を取りあげ、製品化を目標に設計・試作段階の作品を公募する。詳細はこちらを参照 
http://www.city.toyota.aichi.jp/mori/