間伐材を使って森林づくり 現在、国産材の需要が低迷し木材価格も低下したため、林業経営は厳しい状況にあります。今日、間伐して生産した間伐材を市場に出せば収入はおろか赤字という状況が続いています。このため、多くの森林所有者が間伐を行うことをためらっているのです。こうしたことから間伐への支援については国や地方自治体による補助政策が実施されています。ボランティア団体でも間伐作業に取り組むところが増えてきました。一方で、間伐材を積極的に使うことが森林づくりにつながるという認識が広まり、公共事業をはじめ間伐材利用の気運が高まっています。 「間伐材を使えば森林が良くなる」。この事実を多くの人が理解し行動することで、日本の森林の未来は明るいものになるのです。
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